秋の気配。お花屋にもコスモスが並びはじめる季節です。

9月14日は「コスモスの日」
3月14日のホワイトデーから半年経ったこの日。
恋人同士がプレゼントとしてコスモスの花を渡し、お互いの愛を確認し合うための日、なんだそうですよ(^^♪
コスモスには、「愛情」を意味する花言葉が多く、また秋に花を咲かせることから、ホワイトデーから半年経ったこの日が「コスモスの日」と呼ばれるようになったそうです。
1.コスモス(秋桜)の名前の由来

コスモスの和名は「秋桜」。
これは本来「あきざくら」と読まれ、コスモスという読みではなかったのです。
秋桜は、秋に桜のようなピンク色の花を咲かせることから名付けられました。
秋の桜と聞くと日本発祥の花のようにも感じられますが、実は明治の初め頃に渡来した外来種です。
風が吹いてもへこたれず、丈夫な品種であったコスモスは、明治後期には全国に広まりました。
なぜ「コスモス」と読むの?

なぜコスモスと呼ばれるようになったのか。。。
それは昭和を代表する歌手、山口百恵さんの「秋桜」という曲が大ヒットしたことがきっかけだと言われています。
この曲を作詞作曲したさだまさしさんが、「秋桜」をコスモスと読ませ、歌謡曲がヒットしたため、その読みが一般的になったのです。
へーーーーな話ですねぇ!
「コスモス」とは、当て字だったんですね。
もしこの曲がここまでヒットしていなかったら、和名の「あきざくら」という読み方が一般的だったということですね(^^♪
コスモスの語源

「kosmos」はギリシャ語で美しいを意味します。
この意味から、星が美しく瞬く宇宙のことを「cosmos」と呼ぶようになりました。
星々による秩序が保たれた宇宙のように、コスモスの花びらが外側に向かって、規則正しく咲く様から、コスモスと名付けられたそうです。
コスモスの花の特徴は、秩序が保たれた美しいシルエット。
そこが、語源になったのですね(^^♪
2.色ごとに違う、コスモスの花言葉

コスモスの花言葉は「乙女の真心」「調和」「謙虚」です。
ほかにも、「乙女の純潔」「美麗」といった花言葉も持っているコスモス。
女性的で、おしとやかなイメージを持つ花ですね。
また、ピンクや赤、白色の花びらなどよく知られたコスモスの色以外にも、実は黄色や黒いコスモスも存在するんです。5色のコスモスは、色ごとに違う花言葉が付けられていますのでご紹介します。
*ピンク色のコスモスの花言葉
ピンク色のコスモスの花言葉は「乙女の純潔」。
秋を代表するピンクの花らしい可愛らしい花言葉です。
規則正しく花を開かせるコスモスにぴったりな花言葉ですね(^^♪
*赤色のコスモスの花言葉
赤いコスモスの花言葉は「乙女の愛情」・「乙女の調和」。
情熱的な印象の真っ赤なコスモスは、慎ましく愛に溢れた花言葉がついています。
*白色のコスモスの花言葉
白色のコスモスの花言葉は「優美」「美麗」「純潔」です。
少し強さの和らいだ秋の光に輝くコスモス畑を思わせますね。
*黄色のコスモスの花言葉
黄色のコスモスの花言葉は「野生的な美しさ」「自然美」「幼い恋心」。
珍しい黄色のコスモスは、実は品質改良で作られた人工的な色なんです。それに反して、花言葉は、「野生的な美しさ」というので、少し不思議ですね。
*黒色黒色のコスモスの花言葉
黒色のコスモスの花言葉は「恋の終わり」「恋の思い出」「移り変わらぬ気持ち」。
別名チョコレートコスモス。
その名の通り、真っ黒というよりかはチョコレートのような茶を感じる黒色です。
そして、ほのかにチョコレートのような甘い香りがするんですよ。
他の色に比べると、別れを連想させ、寂しさを感じる意味ですね。
3.コスモスのオススメの飾り方

コスモスは、群生している様子が美しいお花なので、わっさり生けるのが一番のオススメです(^^♪
でも、静かに一輪生けるのも素敵です。
お花のみ、お水に浮かべても綺麗です。
コスモスは、短い期間しか愛でることのできないお花ですが、いろいろ楽しんでみてくださいね(^^♪