夏に人気*ひまわりの花
夏の花といえば、ひまわり(向日葵)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
私の感覚ですが、ここ最近のひまわりは、咲き方が上品で、少し小輪で、更に、上向きに咲くように育てられているものも多く、とても使いやすくなっています。
お客様のオーダーに、ひまわり指定も多く人気のお花となっていると感じます。
明るくて元気な、ポジティブなイメージのひまわりですが、ひまわりの花言葉には健気な様子を感じる一面も。プロポーズに選ばれることも多いひまわりですが、本数によって意味も違うんですよ。
夏に見かけることの多い素敵なひまわりを、この機会に花言葉や語源を知って、生活に取り入れてみませんか?

夏らしさ満点! ひまわりの花言葉とは

ひまわりの花言葉は、「私はあなただけを見つめます」や「憧れ」です。太陽に向かって咲くことから、このような花言葉がついているのだそう。一途な愛情を感じる花言葉なので、プロポーズに、ひまわりの花束を渡すという方も。
プロポーズに渡す花といえば薔薇の花束というイメージを持つ人も多いと思いますが、夏の季節に思いを伝えるのなら、ひまわりを贈るというのも素敵ですね。このあとひまわりの本数によって違ってくる意味もご紹介していきます。
ひまわりは、漢字で書くと「向日葵」。葵には、「四方に花が回りながら咲く」と言う意味があり、太陽に向かって花の向きも回転するという、ひまわりの特性から名付けられています。俳句の世界では、夏の季語としても用いられる「ひまわり」。まさに夏を代表する花とも言えますよね。
英語では「sun flower」。太陽(sun)の花と言われるほど、元気で明るいイメージのお花です。
プロポーズにもおすすめ! 本数ごとに変わる意味

バラの花束の本数によって意味が異なるというのは有名ですが、ひまわりも本数によって意味が違ってくるんです。
1本・・・一目惚れ
3本・・・愛の告白
7本・・・ひそかな愛
11本・・・最愛
99本・・・永遠の愛
108本・・・結婚しよう
999本・・・何度生まれ変わってもあなたを愛する
ひまわりが好きな方へ贈ったり、夏に花束を贈るのなら、薔薇ではなくひまわりの花束を贈ってみても良いですね。花束ではなくても、ひまわり畑でプロポーズ、というのも素敵です。
「太陽の花」ひまわりの奥深い歴史

ひまわりが太陽の花と呼ばれる理由は、古代インカ帝国に遡ります。古代インカ帝国ではひまわりは太陽の花と尊ばれており、神殿にはひまわりの花が彫られ、聖女たちは金細工のひまわりを身につけていたと言います。
16世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見した後に、スペインの医師がひまわりをスペイン王位植物園に持ち込んだことからヨーロッパ中にひまわりの存在が知れ渡りました。
ヨーロッパでは観賞用として栽培されていましたが、なかには食用として栽培していた国もあったそうです。日本でひまわりの花言葉は明るいイメージを持ちますが、それは決して万国共通の花言葉ではなく、国によってその花言葉は異なります。ひまわりは、実に奥深い花なのです。
雲ひとつない青空に、日差しを浴びて花咲くひまわり。今にもセミの鳴き声まで聞こえてきそうな、じりじりとした夏のワンシーンが思い浮かんできませんか?